そぶ918

映画 聲の形のそぶ918のネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞メモ。

この漫画がスゴイ!第1位に選ばれた漫画原作だったが内容が、すごくデリケートで暗くてエグい話な部分が多々あるので映像化して、もし失敗したら大変な事になりそうだったが結果大成功。主人公以外バツがついてるシーン、いじめのシーンなどジメジメしないよう丁寧にしっかり作っていてでもズシンとくる痛さも持っていてよかった。タッチの優しい感じも、作品によく合ってた。京都アニメーションとのタッグもよかったと思う。
何より一番映像化に向いてない、手話のシーンがよくできていたのですごかった。説明がなくてもわからないし、主人公が語りすぎても説明過多で物語が止まってしまうがいいバランスでできていたのでよかった。
音楽が結構少ないのも逆に痛々しい。硝子の声優さんもリアルに聴覚障害の声をやっていて本当に驚いた。スゴイ。松岡茉優も全然気がつかなかった。

突き刺さるものが多くて苦しいシーンが多いけど、二人で前を向いて成長していく物語に涙が止まりませんでした。原作と違うラストで最後、主人公がいろんな感情が混じって泣き崩れるシーンはうまく言葉で表せないけど、ようやく主人公が前を向けたと解釈して安心した。

君の名は。もいいけど、学生の人達にリアルタイムで観てほしい。
あんま気になることはないけど、あえて言うなら原作をよくブラッシュアップしてたけどやっぱりもう少し語って欲しかったとこはあった。硝子のお母さんの苦悩とか。

すごくいい映画で満点の出来だが、もう一度観たいかと思うと…観たくない。それくらい疲労感半端ない(笑)
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