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映画 聲の形のhamadonのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作の漫画は読んだことがなく前情報が全くない状態での視聴。
京アニのアニメは安定感があって面白かった。
けども、かなり心が痛かった…。
子供って残酷だよね。

イジるとイジメるの境界線が曖昧だったりもするし、障害者に対しても「変なヤツ!」と思ったことを口に出してしまうのも子供。

そしてイジメというかイジりについても、エスカレートさせたやつの勝ち!みたいな風潮もある。「そこまでやるかよー!」「むごいー!」とふざけながら言われたやつの勝ちみたいな雰囲気になるときもあるし。

自分も学生時代にイジられたことあるし、イジったこともあるのだが、ちょっと空気読まずに障害のある子をイジりすぎちゃった時もあったかも。
と中学生の時を思い出してしまいました…。そして罪悪感が。。

この映画のリアルなところは西宮が上手く話せないところ。
何を言っているかわからない言葉もあるし、手話もわからないところも多々…。

この聲の形を感動ポルノと揶揄する声もあるようですが、全くそんな悪趣味な映画には感じられなかった。24時間TVとは全然違うでしょ。

先進国として障害者も苦労すること無く健常者と同じレベルで暮らすことができる世の中にならなきゃ駄目だね。もっともっと。

心に突き刺さる作品なのだが、前回観た「君の名は。」が面白すぎたので、
同じアニメ作品ということでどうしても比較してしまう。。ざんねん。
漫画でじっくり読みたくなりました。
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