JACKMAN

映画 聲の形のJACKMANのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

観るべき映画31作目。
フィクションと知った上で、硝子は難聴という障害を持ちながらも明るく振舞い、自分の身の不幸に対しても誰を恨むでもなく、ましてや自分をいじめている人に対してさえ笑顔を向ける。まさに聖人と言っても過言ではない。
かたや、硝子に対して、子供心とはいえ、いじめを行ってしまい、その事を悔やみ続ける将也。自分は生きる資格のない人間と断じ、自殺まで考えたが、母親の制止を受け断念。以降は硝子に贖罪し続けることを誓った。罪悪感の故(劇中にも指摘された)と言われればそれまでだが、確かにそれ以上のものを感じる。
硝子に対しても、将也に対しても観ていて胸が痛くなった。
だが将也。過去の過ちが原因とはいえ、人生を懸けて守るべき女性がいることは男の本懐ではないか…
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