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映画 聲の形のその他のレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
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無条件に肯定する/受け入れる/代わりに背負いこむ/守ろうとする家族、の図、にすこぶる弱いので石田くんのお母さんが耳から血を流している場面とか「170万円は使えないよ」って言葉とか植野を無言で殴る西宮母とか一枚ずつ写真を剥がす結弦とかでいちいち心がクタクタになりつつ始終「父親」が不在なのが意味わからなすぎて「あーーー!!!!父親の不在!!!!!クソが!!!!!」って叫んじゃった クソが ジャパニーズアニメ、父親の存在が希薄すぎだし母親と少女に役割を押し付けすぎでは?

普通にキモいなとも思いつつ普通に胸を打つ場面もありつつ、そうは言っても自分の弱さを受け入れられたのは結局それぞれの噛み合わせの良さみたいなところに依拠している感じもあって、いじめたやつもいじめられた人も会おうと思えば会える距離にそれぞれいてそれぞれがちゃんと気まずさから逃げようとせずに遊びに集まったりする程度には図太く素直でなんというか相性がよくて良かったですねとも思った。まあね、フィクションだからね、でも誰一人肩を持てないなと思えるのも良かった。
嫌なことから逃げることを否定する気はそこまでないけど、でも、生きることをやめようとするのは、やめてほしいな。
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