せきとば

映画 聲の形のせきとばのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.2
この上ないタイトルの中で緻密に表現される問題の揺れ動きで素晴らしい作品だけど、聾の当事者を身内に持つ身としてはどうしても石田以外の人間の都合の良さに辟易する。それはそれで各々は変わろうとはしてるんだけど。

良い悪いは別にして両手を上げて好きと中々言えない「あの花」最終回に似た愛憎がここに。

でも狙い通りにそういう感情にさせてくるということはやっぱり素晴らしい作品なんだろうなぁ。

劇伴担当のagraphワークスは安定で良かったです。日本沈没2020でもラブな仕事ぶりでした。
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