シャキッと舌郎

映画 聲の形のシャキッと舌郎のレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.6
ヘビーな題材でありながらも丁寧に描いている。
アニメーションであっても違和感を感じることなくみることができた。


私は学生時代、同級生に補聴器をつけている子がいたのでそれもあって想像しやすかった。
当時その子にいじめなどはなかったけれど、マスクをつけたままだと口の動きが見えないので会話がしづらいとか、補聴器は高価なものだけど、私生活で汗をかいたり雨などでも壊れやすいなど教えてもらったのを思い出した。


幼少期のシーンや、大きくなりお互いを思いすれ違う彼らの姿に何度も心が痛くなった。
また母親の気持ち、友人の気持ち、妹の気持ち。それぞれに感情移入して胸が苦しい。

大切な人を想い、自分を犠牲にするのではなく、大切な人の為に、時に支え合い共に生きていこうとする様に感動した。