カフェインと猫

映画 聲の形のカフェインと猫のレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.5
レビューしたつもりだったんだけど、されてなかったみたいなので再度投稿。

原作の存在は知っていて何度か読もうとしたんだけど、読むと心が疲れそうでずっと敬遠していた。
すると今度は映画になった。
彼女が観たいと言う。これは年貢の納め時だ。
観るしかない。

「あー疲れた…」
劇場の照明が明るくなり席を立つ瞬間、こう呟いていた。
言いたくて言った独り言なんかではなく、心の奥底から自然に出てきた、というか僕の脳が神経を刺激して僕の口を動かして勝手に放ってきた、というか。
こう書いてるとなんかドグラ・マグラの世界みたいで気持ち悪くなってくる。
そんなことより、なんだろ…感情を全てぐちゃぐちゃに揺さぶられて、すごい色んな事考えながら鑑賞してて心がホントに疲弊しきっちゃったんだと思う。
鑑賞中、いま自分が観ているモノに対して何か自分なりの答えを見つけて自分を納得させたい、って思うんだけど、それが見つからない。
この「疲れる」は全く悪い意味ではない。
多分これが感動っていうものなのではなかろうか。
素晴らしい作品でした。
でも観返す事はできないかもな…しんどいから。
調べたら、ちょこちょこ原作と違うみたいで気になるけど、やっぱり原作も読めないかな。
と思っていたら翌日、彼女が全巻買って帰ってきてしまった。

あれから約8年経つけど、やっぱり読めずにいる。
でも、あの感動はずっと心に残ってる。
すごいよね。


京アニさん、がんばってください!!!