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ザ・ボーイ 人形少年の館のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ウィリアム・ブレント・ベル監督が手掛けたサスペンス・スリラー映画である本作は、8歳の少年のベビーシッターとして雇われ、イングランドの田園地帯の人里離れた森の中に佇むヒールシャー家の屋敷へと訪れるも、老夫婦から"息子・ブラームス"として紹介されたのが人形であり、その人形をまるで我が子のように溺愛する老夫婦からとある"ルール"を遵守するよう言いつけられたグレタ・エヴァンズが、老夫婦が旅行に出かけたことで人形の面倒を疎かにし言いつけられたルールを守らずにいたところ何者かによって屋根裏部屋に閉じ込められ、それを機に不可解な怪現象が周囲で相次いだことで"人形"に疑いの目を向けたところ、人形に命が宿っていることを確信したことで自身の過去を巡らせ運命的なものを感じ次第にブラームスに心を通わせはじめた矢先、元夫・コールが屋敷に訪れてきたことで思わぬ事態に遭遇していく様が描かれた作品となっているのだが、続編である『ザ・ボーイ 〜残虐人形遊戯〜』から視聴してしまったので"ヒールシャー家"で起きた事件が気になってしまい早速本作の視聴をはじめてみたのだが、観る順番どうこうというよりは路線の違いから終始違和感を覚えた一作でしたね。結論から言ってしまえば今作の方が個人的には好きでした。『ウォーキング・デッド』でマギーを演じたローレン・コーハンが見れただけでも観る価値はありましたし、 映し出される物語も中盤までの展開こそはそれなりだが薄味のホラーだった続編とは打って変わって意外と真っ当なサスペンス・スリラーだったので最後まで楽しめた。"人形"に注目を集めての終盤のどんでん返しは良かったですし、グレタ・エヴァンズが自身の過去から人形を受け入れる節もあったりと、中々良く出来た脚本でしたね。続編の不甲斐なさを強く感じました。
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