住処

ウィッチの住処のネタバレレビュー・内容・結末

ウィッチ(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

一瞬一瞬が絵画のようで、ゴヤ好きな人にはたまらんとおもう。
暗く重い静けさがこのまま続くかと思いきや次に何が起きるか分からない不安定さもあって、体感時間としては3~40分。ラストに映し出された文が印象的(と同時に戦慄)。

母親がカラスに心臓を啄まれてるシーンには純粋に欲情した。幻覚である息子に母乳をあげ、泣きながら笑っている彼女がばかできれいでどうしようもなく愛おしい。
魔女のせいで大切な弟を失い家族からは疑われ孤独になったが、その孤独を救ったのもまた魔女だったね
日常は静かにねじれていき、気づいたときには悪夢。そしてもう二度とそこから覚めることはない、そんな映画。

宗教色が思いのほか強く、一般教養レベルの宗教知識では拾えない部分があるので色々調べてからもう1度見直したい。
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