百鬼園先生

私の名前はジュリア・ロスの百鬼園先生のレビュー・感想・評価

私の名前はジュリア・ロス(1945年製作の映画)
3.0
ババアを中心に監禁集団の手腕が見事。女さらってロンドン去るまでが手早い。息子のサイコ演出も海辺でのズザーな死に際も素敵。階段の底を抜く手の込んだ罠も。女が名前をなくすのは深読みすれば結婚における自由の喪失な訳で、そう見ると館を逃げた女が別の男との結婚を決めるラストは皮肉にも程がある。@シネマヴェーラ渋谷