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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いのsaodakeのレビュー・感想・評価

2.5
オリバー・ストーン制作のウクライナ・オン・ファイアと一緒に鑑賞。
あちらはロシアのプロパガンダと言われるくらいロシア寄りだし陰謀論で塗り固められていた。
こっちは完全に現場の映像で作られていてウクライナ寄り作品。
ロシアの言い分とウクライナの言い分を見比べるとロシアとウクライナが一体になるなどありえないと思わざるを得ないし、なぜ今ウクライナ人がここまでロシアの侵略から持ち堪えられているのか分かる気がする。
ウクライナの警察部隊の容赦ないリンチや射撃の様子はウクライナ・オン・ファイアの方には出てこなかったが、こちらにはバッチリ映っている。
デモ隊をリンチしていた警官たちは今何しているんだろうな。ロシアとの戦争に参加してるんだろうか?

映像が全部本物だから凄い作品だが、扇動的な音楽が絶え間なく流れるあたりにこちらはこちらでプロパガンダ臭がしてくる。
あとドンバス地方と西部との違いだったり、バンデラ主義にもこの作品は触れられていない。
ウクライナに関しては多重的な問題があって付け焼き刃の知識では深層まで分からないなと感じる。
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