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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いのISHIPのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2013~2014年なんて、ついこないだのことであるはずなのに、こういうことが起こっていたことすら知らないのだ。今回のロシアによるウクライナ侵攻によって少し調べたことですこーーーしだけ知ったは知ったのだが…

政府による傍若無人な振る舞いを、我々国民は決して許してはならない。そのためにも、まずはちゃんと考えて選挙に行かなきゃならない。野党がどうにもならないとか…わりと他の国のこととは思えない訳だが…。ただ、自分たちの権利を守るために、その先に血を流してでも革命を起こさねばならない、という事態になった時…どうしたらいいのだ。立ち上がることは出来るだろうか?

ただ、我々国民の権利はいとも簡単に揺らいでしまう可能性がある。国としてのバックボーンは違うにせよ。他の国のことと思っている場合ではないのだ。自分たちの生活を守る…いやより良いものにしていかなくてはならない。血を流さぬ方法で…。

この後、ウクライナにはクリミア侵攻等が待つ。僕としては、当たり前かもしれないが、戦争には断固反対であり、侵攻を企てるものが一方的に悪いのだと思う。ただ、その企てが一方的に行われた場合、どうしたらいい?その答えがない。こちらも武力で制するのか?答えが出ないのだ。
この映画で描かれるように、平和的にデモを行おうとしても、武力に勝つことは出来ず、こちらからも抵抗せざるを得なくなる。この負の連鎖の先には暴力しかない。どうしたらいいのだろう。

こうした記録を映画とし、我々に観れる状態にしてくれていることには感謝しかない。生々しい映像と人々の勇気と力。ジャーナリズムだ。
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