このレビューはネタバレを含みます
2016年に映画館で鑑賞
そして7年ぶりに2回目の鑑賞
大袈裟ではなく人生イチ泣いて心が苦しくなった映画です。
2016年の自分は邦画の、とりわけ恋愛映画についてはまっっったく興味がなく、
この映画についても小松菜奈と福士蒼汰が出る恋愛映画という認識でしかありませんでした。
ほんの少しだけCMで見聞きして「小松菜奈が秘密を抱えてるらしいけどどうせ病気で余命数ヶ月なんだろうハイハイ」と勝手にバカにしていました。
その後テレビかネットで評判が良いと聞いたのか、友達がどうしてもと言うため学校の帰りに半ば無理やり映画館へ行きました。
初っ端から心を掴まれてしまいました。
初々しい2人の出会いと関係を深めて行く描写、キラキラとした淡い映像で胸がキュンキュンとしました。
CM的に別れるとは思っていたけれど、このまま2人が幸せに終わる結末を期待していました。
けれどまさかのSF展開。すぐに理解はできませんでしたが、しつこいくらいに「ぼくにとっての明日、きみにとっての昨日」のようなセリフを入れていたため理解できました。
困惑するたかとしがコインランドリーで葛藤するシーン。「僕にとっての初めてはえみにとっての最後だったんだ」と涙ながらに理解するシーンでは、小松菜奈の涙の理由に感情移入をしまくってしまいここから号泣の連続。
そこからはもう度々号泣、目の奥が痛くなって胸が苦しくなって、えみが消えて終わり、、ではなく最後にえみ視点での語りが入り、とことん僕の涙腺は破壊されました。
愛する2人が本当にどうしようもない理由で別れてしまうのがとても切ないです。
ただ、それ以上に全てを知ったうえで毎日他人行儀になっていくたかとしと、それを受け入れて演技をするえみのことを思うと今でも胸が苦しくなります。
良い意味でもう観たくない。