若大将オーウェン

ぼくは明日、昨日のきみとデートするの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

3.5
タイトルから分かるようにSF設定がある恋愛映画だが、これが非常に飲み込みづらく過去の回想もそこそこに20歳の今だけを描けば良かったのでは。
前半はいちゃいちゃを見せられるので、京都のロケや撮影は綺麗だがどうでも良い感じがして、後半もSF設定が気になったが、とりあえずあまり気にしないように見ていると、後半は楽しめた。特にクライマックスのある一点のためにあるような映画でそこは思わずウルッときた。
視点の転換や同じシーンであっても意味が変わって見える映画らしい良いシーンだった。
三木監督作は全部見ているわけではないが、見た中ではベスト。
柱越しや肩越しのカメラワークも印象に残った。