吉良吉影

卒業白書の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

卒業白書(1983年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

トム・クルーズがパンツ一丁で踊る。どこかで見た事があったが、この映画だったのか。

出世作ということもあり、若かりし頃の姿である。女の子に憧れる若干芋っぽい役で、『トップガン』と同じ人とは考えられない。

最近不条理で救われないバッドエンドな作品を度々観てきたが、逆にここまでのご都合主義の映画はあっただろうか。確かにポルシェ池ドボン事件や宝石・家具総盗まれの一悶着があったが、可愛い美女と関係を持って、大学から推薦がきて終わりという、あまりにハッピーエンドすぎるオチ。「ハメを外しすぎるとこうなりますよ」という教訓映画かと思いきや、「人生どうにでもなりますよ」というポジティブ映画でした。

『M:I』のような無機質なスパイ役よりも、今作のような人間味ある設定の方が演技の振れ幅が感じられる。作品によってはイーサン・ハント感強くなってしまうので、少し尖ったキャラを演じてくれた方が、意識しなくて済むのでありがたい。

、、地下鉄!?
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