今紺

鬼談百景の今紺のネタバレレビュー・内容・結末

鬼談百景(2015年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

竹内結子さんのナレーションがめちゃくちゃ怖いが癖になる。
10本の短編で、なんとなくほん怖を見ているような気分になる。

個人的には「続きをしよう」と「どろぼう」が好きだった。
「続きをしよう」は最初から明らかに子どもたち以外の存在がいそうなのに、それを子どもたちが一切気にしている様子がない所に薄ら寒さを感じた。ひとりひとり怪我をしていくのに、誰も心配せず、誰も怪我をすることを恐れず、異様な空間に言いようのない不安を感じていた所に、最後の『続きをしよう』で恐怖のどん底に落とされた。
「どろぼう」は大人の醜さを高校生視点で描いており、後味の悪さがとても良かった。

これを見てから「残穢」を見ると怖さが増しそうで良いと思う。
今紺

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