エヴォリューションのつぼかびのレビュー・感想・評価

久しぶりに決して難解というわけではないのだけれど、本当に訳のわからない映画。汚い緑色ってのはほんとうに食欲を減退させる。予告編でクローネンバーグとリンチの融合みたいなこと言ってたけど、『ブルード　怒りのメタファー』あたりのクローネンバーグ作品に湿り気を与えた感じ。最後まで精神疾患オチとか夢オチに甘んじないでダイレクト種付けエヴォリューションな世界観を描ききったのは凄いパワーだと思う。

ちなみにアップリンクで前座として上映された蜂の擬人化短編『ネクター』もいい感じに気持ち悪かった。