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ロープ/戦場の生命線のRIOのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
4.0
ボスニア紛争停戦直後
バルカン半島の山岳地帯
1995年
衛生的な水を提供するNGO団体
マンブルゥが所属する「国境なき水と衛生管理団」は
水が使えなくなってしまった村に着く

井戸に落ちた死体
死体を引き揚げるのに使うロープ
を探しに出る
あちこちに埋まる地雷
停戦後間もない荒れた村

セルビア人とムスリムの両親を持つニコラ
異なる民族の結婚に隣人から厳しい制裁を受けた

武装解除されていても地元の軍による
捕虜を捕らえた光景の中
通行を止めて引き返すよう要請される
危険が迫っても掻い潜っていく
ベニチオ・デル・トロは素敵です

井戸から死体を引き上げるだけなのに
権利や力関係の複雑さに翻弄される
国際援助活動家の難しさ

自分は何が出来るのか

ラストは皮肉っててカラッとしてて良かった
――花はどこへ行った
「Where have all the flowers gone?」
雨がバスの窓にうちつける中流れるのが良い!

The Velvet Underground & Nico
もかかるし
あまり聴かないんですが
Marilyn Mansonとかも
挿し込みがかなり渋くて音楽も良かった

国境なき医師団の医師パウラ・ファリアスの原作
「Dejarse llover」雨を降らせて
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