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ロープ/戦場の生命線のDeeCoのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
3.6
『戦場の行く末』

この作品を鑑賞するには、ぜひ脚本には置いていていかれないように。です。

1つ1つのセリフがこの映画の全体像を構築しているからです。

つねに、緊張感がある。
それは戦争の姿が漂っている。

井戸の水に浮かぶ水死体。
その水死体を引き上げるためにロープを探す。
プツリとロープが切れたからです。

なんとか見つけたロープ。
それはなにか、亡霊のような存在がいるかのように、音のないメッセージシーンをつきつけてきます。

戦争の間、私たちは戦争をしているのではなく、させられている。
動いているのではなく、動かされている。
そんなことを感じさせます。

戦争が終わっても、なにも変わっていない。
どこか、サタンに嘲りの笑みが浮かびます。

自然のあるがままに。
雨の降る日にきっと明らかになることがあるのでしょうか。
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