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シング・ストリート 未来へのうたのleylaのレビュー・感想・評価

4.1
「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督の自伝的作品。

舞台はダブリン。親は離婚寸前、父が失業したせいでカトリック校からイジメや体罰が横行するシング・ストリート高校に転校し、ロクでもない学校生活を送っていた14歳の少年コナー。

ある日、美少女ラフィーナに一目惚れして、彼女をモデルにMVを撮るためバンドを結成し、彼の生活は一変する。

ラフィーナ役は「ボヘミアン・ラプソディ」のメアリー役だったのですね。可愛かった!

冴えないバンド仲間と曲を作り始めるんだけど、これがけっこうイケてて、最後はコナーがカッコいい男に変わっていったのが印象的。

ラストで兄と別れる時にハグするシーンが好きです。コナーは、兄の希望も背負っているんだなぁと感涙。
兄は苦労してるし、いいヤツ…弟を見送る姿に涙・涙。

時代設定が80年代なのでその頃のUKサウンドが楽しめるのも見どころ。

音楽を通じて成長する青春ストーリーと言ってしまえば言葉が足らず、音楽の力を感じさせてくれる傑作でした。
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