YuichiHattori

シング・ストリート 未来へのうたのYuichiHattoriのレビュー・感想・評価

4.5
試写会で鑑賞。
やはりこの監督は外さない。
80年代、音楽、ファッション全てが色鮮やかで輝いていた時代、1985年のダブリンは景気が悪く、失業者が溢れかえってた。しかし若者は今よりパワフルで活気があった。
本作は一目惚れした女性のために主人公の高校生がバンドを結成し、ミュージックビデオを作るという話であり監督の半自伝的作品となっている。
80年代の音楽に心が躍り、興奮しあの頃夢中になったものが蘇ってくる。
仲間、甘酸っぱい恋愛、多感的な思春期は全てが新鮮、音楽を通じて主人公も成長していく様は共感できるし、情熱の全てをロックで奏でる姿は爽快だ。
ロックは反骨精神というが、その時その感情に従い、後ろを振り向かず前を見て進んでいけ!
そんなメッセージが込められている。
恐れずに前だけを見て行動に移せてたら自分も何か変わってたのかなと少し考えさせられた。
自分の中で大事な映画が一つ増えた。
YuichiHattori

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