shihong

シング・ストリート 未来へのうたのshihongのレビュー・感想・評価

5.0
『エール』に続く、爽やか青春ミュージックストーリー。
面白くないわけ無い。
星五つ!!

Once、だいすきな映画ですが、それよりももちょっと明るいダブリンですのでご安心を。(^-^)


日本では暗黒のダサ年代、1985年のダブリン。
不況の中、家庭の事情で私立から公立の荒れ放題の学校に転校する羽目になるコナー。
そこからもがき這い上がろうとして(ホントはラフィナの気を惹くため!)バンドをはじめる。。。

LOVE IS ALLなのでしょか。
もしくはそこまでの行動力と、ポテンシャルあれば、14歳になるまでにもっと開花してそうですが。
きっかけやチャンスは大事って事ですね。

自分は彼らよりももう少し年下の年代ですが、流れる曲は懐かしかった。デュランデュラン、少し洋楽カジッた子が聞いていて、デュランデュランの言葉の響きにゲラゲラ笑った記憶があり。

彼らのニューロマンティックに影響されたり、次々とスタイルを変えるところは笑いどころ。ロックど真ん中じゃないところ!

明らかにいじめられっ子なんだけど、自分に自信を持ち始めると、誰にも動じない。
化粧をして学校へ行ったり、いじめっ子をロジカルに負かす。もともと、物事の本質を見抜く力のある子なのね。当然リリックに反映される。

アイデンティティの確立。
少年の成長。
そして甘酸っぱい初恋。
嗚呼、青春!!

少し年の離れたお兄ちゃんの存在も欠かせない。
結構いい事、言ってますよ沢山。
失敗した先にある、人生の深み。

この頃の若者はみんなそうだったのかな。
悟り世代の先駆けだね。

希望に満ちたラストシーンに、試写会ですが拍手喝采。

いやぁ、ジジババも青春思い出しちゃったかな??(笑)

別に音楽好きじゃないしわからない人でも
観る価値アリアリのオススメ映画!
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