昨日適当に付けて保存して寝落ちました。あらためて。
これかこの監督さんの「原点回帰」で、Onceからの三部作みたいだなあ~と。
Onceで現在の自分を、はじまりのうた、で夢を抱いて都会へ、シングストリート、で傷を負い故郷へ。そしてこれが間違いなく1番好きです。明確に「私は音楽が好きです」という思いが溢れてます。
はじまりのうた、でも書きましたが、やっぱり無名の役者さんのが、味わいとストーリーに真実味が加わるな~
ジャスト、80年代に生きた私にとっては、その曲が好きだったか嫌いだったかで、どうしても左右されちゃうんだけど、「アイルランドといえばパンク!」にラストを持ってってくれて嬉しかった。
この当時、世界的な好景気の影で、国際ニュースはアイルランドの暗い経済格差を報道していたな。沢山の若者がロンドンを目指す様子を、テレビで見ながら、暗いけれど羨ましくもあり。
あの頃、NYやロンドンや東京には夢しかなかった。そこに行けば魔法がかかり、宝物がもらえると、全世界の若者が信じてました。そのキラキラとした絵に書いた希望の美しさ。思い出して泣いてしまった。
ただ、この監督さんの「きれいにまとめる」「テンポがゆるい」「人物像が薄い」感じ、個人的にはやはりあまり好きではないのですが、今回はお兄ちゃんが秀逸で、あの存在を大きく描いてくれたことでいつもよりパンチはありました。これはあくまで好みです。あと楽曲、今回はロックだからよかったし、フィル・コリンズの下りはうなずきまくりましたが、シンリジィやアンターストーンズなど、パンクロックがもっと掛かったら↑↑↑でしたね。でもギグはほんとサイコーでした!
若い人の感想はたくさん見たけど、是非、同世代の皆さんの感想を読みたい。当時、ニューウェーブに熱狂した派と、私のように反抗した派で思いが分かれると思います(笑)