ハンポコナヨツナ

シング・ストリート 未来へのうたのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

4.5
アイルランドの高校生バンドを描いた青春映画。

監督は「はじまりのうた」のジョン・カーニー。
結論から言っちゃいますとメッチャ良かったです!もっと早く観ておけばよかった…と、ちょっと後悔するくらい。
学生バンド物の映画としては堅実でオーソドックスな作りですが、サントラに使っている80年代の代表的な曲の選曲と、その曲の使いどころがとにかく良いです。
家族とのドラマパートも本筋を邪魔しない程度に抑えられていて、いい感じのスパイスになっていましたし、末っ子の自分としては兄に自宅であれこれ教えてもらうシーンがとにかく良かったですね。
欲を言えば他のバンドメンバーにももう少しフォーカスを当ててほしかったですが、上映時間の事を考えるとなかなか難しかったのかもしれませんね。
映画のラストはまさに「未来へのうた」と言った感じで爽やかな余韻を残して終わります。


学生時代に少しでもバンドをかじっていたorやりたいと思っていた、やっときゃよかったという人にはメッチャオススメ!
同じく学生バンド物の大林宣彦の名作「青春デンデケデケデケ」を思い出しました。