兄ちゃんの、
「人の曲で口説くな」
で初っ端グサッと刺された。
1980年代大不況のアイルランド・ダブリン。
バンドを始めるきっかけも二人の曲作りもMVのためにみんなで乗るバスも公園で聴くテープも、フィルムの中みたい、眩しい。
家族内に問題があって、イジメがあって、校長は嫌なやつで、大人な彼女には夢があって、音楽がある。
なんて最高な映画!!!
一つ一つのセリフがシーンがキャラクターが音楽が、痺れる。
この子が主人公かって、ほー、って思ってたらなんだよめちゃくちゃかっこいい。若い。とんでもなく澄んでてまっすぐ。自転車にラフィーナを乗せて遠回りとかなんてキュートなんだ。
どのキャラクターも魅力が溢れて愛おしいのだけれど、なんといってもコナーの兄ブレンダン。
初めからすっと入るような良さでは無い、でもコナーにかける言葉も教える音楽も周りとぶつかる様もなんだこの愛おしさは。
ジャケットからドンピシャで惹かれて観てよかった。宝物だ。
何度でも何度でも観たい。
そんで何度も何度も彼らが歌う曲が聴きたい〜!
とりあえずBlu-rayとサントラを購入したいな。