lemmon

Moonrise(原題)のlemmonのレビュー・感想・評価

Moonrise(原題)(1948年製作の映画)
4.0
悔しいなあ。
映画を観ていて思っていたところを最後に黒人のおっちゃんが言ってくれた。ボーセージ監督の思惑にすっかりハマっているではないか😄。

人は憎しみに心が支配されると、なかなか抜け出すことは難しい。普通に生活していても、この主人公の何万分の1と満たないスケールだけどそんなことはある。

冒頭から胸の痛む話だ。
親は選べずで、、、。
真実を知りたくてもいない。
幼い頃から苦労を重ねる主人公。
抜け出す手段はいくらでもあったのではなかろうかとは思いつつも、そんなことを描いた作品ではないことは作品全体の雰囲気が物語っていた。

知的障害を持つ男との交流は胸にきたなあ。
黒人のおっちゃんに、主人公を想ってくれるヒロインに、それに祖母と、、、。
切なくも晴れやか。
なかなか他になく複雑だが、秀作でした😊。
lemmon

lemmon