このレビューはネタバレを含みます
化物語の前日譚三部作二本目。
ヴァンパイアハンター３人との対決を一纏めにする構成のおかげで鉄血篇よりテンポが良いし、羽川が本格的に関わって来たことで会話劇としての面白さも上がった。
だけどやっぱりオーバー過ぎて話の文脈が変わっちゃうような演出は好きじゃない。
ただこれは鉄血篇の時とは違って良い悪いより好みの問題の範疇にあるとは思う。ギロチンカッター戦とか、原作はもっと一瞬で決まったようなイメージを抱いていたので映画はなんかだらだらやってんなーとは思ったけど。走るシーンなに？
”出征する男が愛する女から陰毛を貰う”みたいな話を耳にした事があるので羽川もそれにならったんだろうけど、にしてもいきなりパンツ脱ぎ出して渡してくるのはヤバいね彼女。
羽川とのラブコメパートはギャルゲ的といっていいのかラノベ的といっていいのか、「ピピピ」のくだりとか今観るとちょっと恥ずかしい感じもあるけど、でもこれわざとやってるんだろうなという作意も感じられて、ずるい。
俺が堀江由衣の声聴くとなんにも考えられない木偶になってしまうせいもあるけど、これでメインヒロインじゃないって事ある？思わせぶりなことしないで！！
