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あの頃ペニー・レインと 特別編集版のminamiのレビュー・感想・評価

3.0
ずっと観ようと思っていてようやく観られた。

この時代を生きていないから、描かれたコミュニケーションや景色の背景に見える文化をリアルなものとして認識することはできないけど、いつの時代も青春は眩しい。

厳しいことを言うと、主人公が取材や執筆にあたる姿勢がイージーすぎる感じがしたけど(努力が足りないということではなく、あの感じであれだけの評価が得られる記事が書けるのであれば、演出の中でその信憑性が欲しかった)、ただただ丸いだけではない、さまざまな形をしたそれぞれの心がぶつかり合ったり重なったりする様は、大人にとっては眩しいのです。

研磨されて、あるいは自ら成型して丸くなってきた私たちは、今だれかとぶつかることもないし、たとえば川に放されたらあっという間に流されていくのかもなぁ。なんて。

ペニー、どうか幸せになってほしい。

あと、どうでもいいけどラッセルがKing Gnuの常田さんに見えて、King Gnuも今後廃れずにがんばってほしいなぁと思った笑。
「Stillwater」は実在するバンド名で時代も一致しているけど、メンバーの名前も違うし映画の中のバンドとは関係なさそうだな。
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