ぐわんぐわん動くカメラがヒッピーの溜まり場の家の地下に降りていくと、馬鹿でかい空間が広がっていて、固い膜に覆われた生命体と脳に何らかの刺激を与える謎の機械が置いてある。ヒッピーカップルのファックシーンではacid な流動映像が流れる。カラフルな風船を持った男が白黒の風船を持った女に誘導されていく。最後には機械を頭に装着すると皆吸い込まれていって、タール状の物体となって排出される。
完全によくわからんが、凄みがある。
好みかと言われると迷うけど、良いもん見せてもらった。
これを観ると、『悪魔のいけにえ』は初期フーパーの一つの到達点だったような気もしてくるな、『悪いけ』でこういう不安を掻き立てる初期の路線は極めたからその後『悪魔の沼』からは古典恐怖映画のような路線へと向かったのか。