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不滅の女のNaのレビュー・感想・評価

不滅の女(1963年製作の映画)
3.4
いわゆる普通の商業映画が展開する分かりやすくて観やすいといった感じからは、かけ離れているのが本作で時間の流れそのものすら曖昧でぼんやりとしていて、ずっと白昼夢を観ているかのような世界観が展開されていた
次から次へと前後のシーンとは関連性がないようなシーンが流れていき、今のシーン何?とか考えてる暇がないほどに分からない展開が続くんだけど、観ていてなんとなく分からないようで分かった感覚に陥るのが凄い
当時この映画を観てた人たちにはトルコに対するイメージが勝手に刷り込まれてそうだなって思った
こういった思いっきり前衛映画として分類されるような、明確に理解できないジャンルの映画を観てみるのも振り切ってみれて楽しいし、そう考えるとイスタンブールの独特で不思議な雰囲気も幻想的な本編の構成と相まっていて良かった
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