エイプリル

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつのエイプリルのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物の行動スタイルがあまりにも一般的なそれからずれていて、鑑賞しながら感情移入しようとするとかなり混乱しました。
何でこんな行動をとるのか、というのは結局主人公のマギー自身が「正直に生きたい」という願いがあったからということになっているのですが、マギー自身割と場当たり的な振る舞いをすることが多く、その発言自体も彼女の一貫した信念であるかどうかも怪しい作りになっています。
登場人物それぞれが、大事にしたい相手に対して、与えられている以上に求めすぎているために色んな衝突が起きたのだろうと思いました。出てくる子どもたちが大人に対して冷ややかな態度を取ることが多いのは、そういう馬鹿馬鹿しさを揶揄しているのだろうと思います。
出てくる小道具やスタッフロールのフォントは非常にお洒落で、センスに溢れた映像が繰り広げられますが、対する物語がエキセントリックなので、深く理解しようとすればするほど分からなくなる不思議な映画でした。
でもそれが魅力なのかもしれませんね。
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