Shirorin

西部戦線1953のShirorinのレビュー・感想・評価

西部戦線1953(2015年製作の映画)
4.0
朝鮮戦争休戦目前の 1953年。韓国軍の伝令ナムボクは第1級の軍事機密文書を前線基地に届けるよう命じられるが、敵の襲撃を受けた際に紛失。一方、進軍中に攻撃を受けた北朝鮮軍の戦車部隊で唯一生き残った新人兵ヨングァンは、ナムボクが失くした機密文書を拾う。孤立無援の西部戦線で出くわした2人は…というストーリー。


なにこれ、めっちゃ面白い🤣

これはジャケと邦題で損してる😫
私もシリアスなやつだと思って心して見たら…コメディでした❗️

ナムボク役は私でも知ってるソル・ギョング。『殺人者の記憶法』といえば分かる方多いのではないかな。


韓国兵🇰🇷のナムボクは、死に際の仲間に「文書を無くしたら銃殺だ」と言われ😱

北朝鮮兵🇰🇵のヨングァンは死ぬ直前の戦車長に「戦車を捨てて逃げたら銃殺だ」と言われ😱

自分に課せられた任務を果たさなければ銃殺刑になる二人は、戦争の行方を左右する重要文書をめぐって対決‼️

という戦争モノらしい緊張感でスタートするんだけど、2人が出会ってからの展開にはゲラゲラ🤣ひたすらコントみたいな展開😂

時折挟まれる2人の回想シーンでは、敵同士だけど、どちらもそれぞれ温かい家族がいて、故郷には大切な人が待っている人間同士なんだと思わされる😣
好きで戦場に来たり、まして殺し合いをしてるんじゃない。

2人が親子ほど歳が離れている設定なのも良いのかな。だんだん芽生える友情👬のようなものにホッコリ☺️💗

原題のままが良かった。
こんなとこ去って、早く愛する人の元へ帰ろう。

だけど、コメディだけで終わらないのが韓国映画だよね😣
予想はしてたけど…
最後はやはり泣かせてくる😢戦争の不条理に悲しくやり切れなくなる。

こんな風なタッチでも、しっかり反戦を伝えてくるってスゴイなあ。
戦争映画苦手な方でも見やすくオススメ。
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