ダンディー

西部戦線1953のダンディーのレビュー・感想・評価

西部戦線1953(2015年製作の映画)
3.8
2022年、80本目(ドラマ除く)。

朝鮮戦争の話なので
かなり覚悟して観ましたが、
コメディタッチに描かれていて
非常に観やすい反面、
ちょっと緊張感に欠ける映画ではありました。

が、伝えることはしっかり伝わるし、
最後の最後はハンカチ必須。
お互いの名前を言い合った時から、
涙が止まらなかった。

ナムボク、もしかして…
あなたも結局?
と想像してしまう終わり方。

それぞれの立場から描かれる戦争。
主役二人だけではなく、
イ・ギョンヨン演じるユ中領の置かれた境遇なんかは
こういう軍人さんもいたんだなと
非常に胸が苦しくなった。

JSAでも感じたことやけど、
ロシアとアメリカによって分断された国。
同じ民族同士で、
なぜ殺し合わなければいけないのか。
心を通わせても、
結局は敵にしかなれないなんて。
日本人である私には100%理解することは
決してできひんことやけど、
とにかく戦争なんて愚かな行為は
繰り返してはいけない。

ヨ・ジングは子役の作品も沢山観てきたから、
勝手に成長を見守る叔母みたいな気分(笑)。
いい役者さんになったなぁ!
ダンディー

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