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アウトブレイクのNoirのレビュー・感想・評価

アウトブレイク(1995年製作の映画)
4.0
感染すれば、死。

アフリカの小さな村で謎の伝染病が発生。現状を目の当たりにした軍医のサムは、上層部に警戒通達を要請する。

そんな中、アフリカから1匹の猿が密輸入されたことをきっかけに、未知のウイルスによるアウトブレイクが発生してしまう。

致死率100%のウイルスに立ち向かう研究チームを描いたパニック・サスペンス。

コロナ流行期に話題となった「コンテイジョン」と比べるとかなりサスペンス色が強い。軍上層部が長年隠し続けてきた陰謀、圧力に屈することなく動きまくる研究チームにハラハラすること間違いなし。

世界規模の感染拡大を意味する「パンデミック」とは異なり、「アウトブレイク」は一定期間の局所的な感染を意味するそうだ。

劇中で描かれる病床の圧迫、隔離措置、緊急事態宣言、変異株の発生などは概ね現実とリンクしている。ただ感染から死亡までの期間が短すぎる。これが広まったらあっという間に世界滅亡。

コロナによる規制が緩和され、今年の夏は全国各地で様々なイベントが復活した。しかしコロナが完全に消滅した訳ではない。この3年間、一度もコロナに罹ることはなかったが、今後もこれまでやってきた対策を継続して過ごしていきたい。
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