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ショコラ 君がいて、僕がいるのmamipiguのレビュー・感想・評価

3.5
まさかの実話なんだもんなぁ。
最初のコミカルさのイメージだけでいくと思いきや、めちゃくちゃ大きな人種差別というテーマにぶち当たる。
いや、最初からあったんだけど、後半に行くにつれての笑わせるのと笑われることの違いや、拘置場での人を人として扱わない感じとか。。

シェイクスピアを演じるにあたってのプレッシャーからの終演後のブーイング。
あれ、評価は半々とは言えなくても、三分の1は拍手してたよね。
でもやっぱりこういう時、大きな声の方がメインになってしまう。
他はマイノリティという扱いになってしまう。
大衆の怖さって、そこにあるよなぁといつも思う。
初めてのことにはバッシングはつきものだし、足を引っ張るものってのは必ず出てくる。
でもそこで頑張れるのかどうかってのは、仲間や信頼してる人が多いかどうかもあるよなぁ。
ショコラは裏切ってしまった。
お互いがお互いを想い合いながらも、人気が出てくるにつれて歯車が噛み合わなくなっていったからこそ、晩年のあのシーンは涙が止まらなかった。

ってか、フティットのあの身体能力や表現感、凄すぎだわーって思ってたけど、まさかのチャップリンの実のお孫さんだなんて!!!
あの哀愁や、厳しさ、コミカルさ、ストイックさ、全部リアルに受け継いでるじゃん!!!!

あと、オマール・シーの肉体美、どうかしてるね!!
美しすぎる!!!!
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