よしだ

聖の青春のよしだのネタバレレビュー・内容・結末

聖の青春(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

試写会で鑑賞

前々からテレビで、松山ケンイチさんの役作りのことや、実話をもとにつくった話ですごく感動する、涙なしでは見れないと紹介されていたので興味があった。

映画を全体的に見て、笑いもあってすごいいい雰囲気で見れる映画だなと感じた。
また、松山ケンイチの役作りがほんとにすごいと感じた。
実話の主人公に似せるためにほんと努力したことが目に見えてわかる。
また、東出くんの悔しがる演技(松山ケンイチと2人で酒を飲むシーン)がとても印象に残っているほどすごいと感じた。
なんといっても2人のたいきょくシーンはほんと見いってしまう。
会話などないのだが、考える仕草や呼吸などで表現されていると思った。
このたいきょくのシーンは全てほんとうの主人公たちが戦ったものを頭に入れて駒を動かしていたと聞いて驚いた。
とにかく役者さんの演技はみんな素晴らしかったと思った。

ただ1つだけ気になるのが感動の部分。
映画館で席が近かった人の行動が気になって集中できてなかったからあんま感動しなかったのかな〜と思ったのですが
劇場を出て行く人の顔を見ても泣いたような人がいない。
ましてあんまり感動しなかったと言ってる人までいた。
確かに松山ケンイチが地元に帰って酒を飲んであのあんちゃんともめるところはジーンと少しきたが、感動という感動ではない。
亡くなってしまうシーンもなぜかあっという間に感じた。
感動を押している映画ならばもう少しそこに尺を使っても良かったのではと思った。
と同時に、やはり実話だと映画にするのが難しいのかなと思った。
ほんとのフィクションだと、実際起こりそうで起こりそうにないこととか、急な展開とか視聴者が求めそうなものを勝手に継ぎ足して考えることはできるけど
実話はそれをすると話の流れがとんでもない方向に変わることがあるときもある。

実話が映画とかになるときは、多くの人間の人生よりどこか違うところがあるからだと思う。
その実話のどこを大いに主張して映画の中に取り組むかが鍵なのかなと感じた。

また次見たときに違った感情になりそうなので、DVDがでたら見てみたい。
よしだ

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