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スイス・アーミー・マンのCのネタバレレビュー・内容・結末

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

無人島に漂流している男ハンクが自殺している最中(すごい日本語)に流れ着いた死体(ハリポタ)を見つけソイツの背に乗り、ソイツから無尽蔵に出るオナラで島を脱出。仲を深めるごとに「喋る」「口から水が出る」「意思を持つ」等、便利機能が備わるハリポタを駆使してようやく街に辿り着く。

でもさっきまで明るかった主人公ハンクが人見知りを発動、そのウジウジとした陰キャぶりにキレる死体と大喧嘩。だけど、めっちゃ頑張って前向きに生き始めようとしたハンクの元から例のオナラで海のかなたに去って行くハリポタ。

警察・街の人・父親は死体の話はスルー。あの死体はホントにあったのか、極限状態のハンクの妄想なのか、じゃあどうやって島から脱出できたのか、そもそも島に居たのか、ホントに漂流していたのか。疑問は何一つ解決してないけど、ハンクが前向きに生きてくれたらいっか、まあって云う話。ハリポタの死体の演技が秀逸。あと全世界に尻毛を晒す勇気に脱帽。見て良かった。
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