Beausum

スイス・アーミー・マンのBeausumのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.7
神秘的でスーパークレイジーな友情作品。
冒頭から容赦ないラドクリフくんの有効活用(船にして島脱出)のスタートで、ぶっ飛んだ世界に入り込むには良い導入。
全く爽やかでないのに、清々しく観れちゃうのはこの作品の魅力である!

初めてメニーが声を発してハンクが驚いちゃうシーン、暫くツボにはまっていた。あとお水が出て喜ぶシーン。お約束だけど笑う。ポール・ダノかわいい。

このストーリーの必要不可欠な要素はハンクの設計力だと思う。図工の成績は絶対+Aであろう。窓からの景色の移り変わりを簡単に作っちゃうあたり、確実に人並み以上の発想力を持っているよ!
ふたりが至極真面目に、バスの再現を取り組んでいるシーンが実に阿呆らしく微笑ましくて、あのくだりずっと和んでいたな〜。

あと、ハンクが想い人と初めて会話したときのシャイ具合も良い。今まであんなに饒舌に話していたのに、頑張りたいけどどうすればいいんだっていう動揺と葛藤が絶妙。ハンクの表情がよい。

終わり方もすき。ヘンテコ映画でもこの作品はグッド!
Beausum

Beausum