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スイス・アーミー・マンのわのネタバレレビュー・内容・結末

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の波音、映像の美しさ

メニーは、社会においてハンクが切り捨てた自身だ。

ゴミ捨て場でゴミに縋り付き、その実残った自分より切り捨てられたゴミの方が役に立つというゴミの再評価。

サラ(他者)の不在によって、ハンクとメニー(分裂した自己同士)が愛し合う形になっていて面白い

文明社会に戻り、サラの庭でハンクはメニーを引っ叩く。自信喪失したメニーは死体に戻る。サラという他者の存在がが、ハンクを現実に呼び戻し、入れ替わりにメニーが再び否定された。

最後、ハンクがおならをすると、メニーは海へ漕ぎ出してしまったが、これは何を意味するのだろうか?
社会で素直におならを披露できるハンクには、オナライマジナリーフレンドはもう要らないということなのか?

というクソゴミ考察はなしにして、だいぶ好きだった。A24。
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