このレビューはネタバレを含みます
落ちこぼれでそれぞれが悩みを抱えるティーンエイジャー男女五人がスーパーヒーローとしての力を授かり地球を守るパワーレンジャーとして戦う物語
日本のいわゆる戦隊ヒーロー物のアメリカナイズの劇場版作品
昨今のアメコミヒーロー物とは違いヒーローの一人一人の活躍やスーパーヒーロー集合ってのじゃなくて
最初から5人組のヒーローという日本では定番の設定であり
二時間の尺の中で必要充分な要素がきちんと入っていてテンポ良くストーリーが進む良作
戦隊ヒーローモノのド定番のストーリー展開なので先が読めるのは仕方ないが王道路線なぶん安心して見れるし作りも丁寧なのが好印象だった
五人の気持ちが一つにならないと変身出来ない設定を上手く使い、共に訓練に励み、互いに悩みを打ち明けたり助け合ってゆくことで友情や信頼が生まれ、真のパワーを手に入れるという展開はベタなほど胸が熱くなる
合体前の子機では巨大な敵に力負けしても巨大ロボに変身して力を合わせれば勝てるという展開も、ロボットの五体を五人それぞれが操縦するという現実的には無茶苦茶な方法も逆に熱い魅せ方になるところが、日本の戦隊ヒーローの戦闘シーン以上に盛り上がった
キャストもパッケージも地味だか内容はこれでもかというくらい王道なれっきとした戦隊ヒーロー作品であり安心して見れるものであった
実写の「トランスフォーマー」シリーズもこうあるべきだったのではとも思った