いつだったか渋谷で夜に映画館で見た思い出のある一本。Amazon Primeにあったので見てみた。禅という雰囲気があって、ずっとこのスピード感なのか、という驚きもあって、最終的にすごく穏やかな気持ちになった覚えがある。とはいえ、どんなラストだったかすっかり忘れていたんだけれども、やっぱりなんか、『ミステリー・トレイン』の時はあんなにかっこよかった永瀬正敏がくたびれた詩人、しつこいアーハァ、のくだりで、あぁ、なんだかなぁと思ったことを思い出した。永瀬正敏とアダム・ドライバーが同じフレームに収まっているシーンになんとも言えない違和感がある。とはいえ、ずっとこんな感じが続けばいいのに…と思わされるような、素敵な映画ではある。
