夢里村

パターソンの夢里村のレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
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よかったけど、そんなによくなかった。

いぬに関しては、窓の向こうに佇むショットについて。映画のスクリーンという巨大な面積のわずかな一部に動くいぬを認識するということに、例えばこの映画のバーのシーンで女性に振られた男の目に溜まった涙と据え置かれているレコードの機械の光が同時に揺れているのを見つけるように、ほんの小さなもののきらめいた質量を掬いあげるという、ある喜びをそこに見つけるのだ。
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