人生初ジャームッシュはこの作品！
パターソンに住むパターソンという名前のバス運転手の何気ない日常を綴ったドラマ。主演はアダム・ドライバー。
現在公開中の『デッド・ドント・ダイ』が従来のゾンビ映画を好む映画ファンには酷評されてる旨がありますが、まず監督がジム・ジャームッシュであることを前提に鑑賞する必要があるらしい。なので、本作を観てジャームッシュの作風を確認しようと思い、本作に手を出したわけです。
観終ってまず感じたのは、とにかく「日常」を描くのが巧いと感じました。１週間という短期間で、各曜日の微妙に異なる１日が面白い。
寝ている妻にキスをして起床→仕事に向かう→仕事前に詩を書く→仕事→帰宅→愛犬の散歩→バーで休憩
というルーティンの中で、小さな変化が起き続ける。何気ない日常のはずなのに、どこか不安を煽る音楽もユーモアなのかもしれません。
ただ、個人的にそれが面白いかというとそういうわけでもなく、派手さもなければ起承転結あるストーリーでもないです。これが好みの分かれるところではありますが、思ったほど乗ることができず、正直退屈に感じてしまいました。
何かオススメのジャームッシュ作品があれば教えて下さい。
