このレビューはネタバレを含みます
美しい夫婦と、その愛おしい生活。
ずっと見ていたくなります。
特別なことはない、素朴な日々。
一緒に眠って、朝、自然と目が覚める。
仕事をして、お昼休みにはお弁当をたべながら詩を書く。
帰ったら妻とその日にあったことを話す。
女神のような妻。
愚痴っぽいけれどなんだか面白いインド人の同僚。
バーの常連と主人。
コインランドリーのラッパー。
小さな詩人との出会い。
毎日ポストが倒れている理由。
素朴な日々のなかで、小さな出来事が起こる。
それに驚いたり、喜んだり、悲しんだり。
詩を書きためた秘密のノートを失ったことは、彼に大きな喪失感を与えた。けれど、彼はまた、新しいノートに一つずつ詩を紡いでいくでしょう。
どこまでも続いていく、彼らの小さくて美しい生活に想いを馳せたくて、何度も観てしまう映画です。