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ジェイソン・ボーンのあのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.7
【ストーリー】★★☆☆☆
【配役】★★★★☆
【演出】★★★☆☆
【映像】★★★☆☆
【サウンド】★★★★☆
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「ジェイソン・ボーン」は「ボーンシリーズ」のマッド・デイモン主演でこれが4作目で、前作「ボーン・アルティメイタム」から9年ぶり!
いや~ほんと待ちくたびれましたよ笑

しかも、今回はI'MAXで初のエグゼクティブシート!!!めっちゃ座り心地良かった(´∀`)

今回のカーチェイスシーンでも地元の警察や消防署の全面協力のもとにラスベガスを立ち入り禁止にして、実際に街中で撮影。約200台もの車両を用意したのこと。
流石にカーチェイスシーンで車何台壊せば気が済むんだよwと思いましたね笑


前作は"自分探し"という大きな目的があったので、徐々に明らかになっていく真実などに惹きつけられるものでしたが、前作で綺麗さっぱり完結したために今作は完全後付けストーリーとなって若干物語の引っ張りが弱くなってしまった気がしますね。
物語自体も惹きつけられる面白みがあまりなかったのが残念。単体作品としてみれば面白かったが、傑作だった前作の影が足を引っ張ってしまった感があり、もっと強い印象を与えて欲しいと思いました。

ファイトクラブでジェイソン・ボーンを突き止めたニッキーは、なんでわざわざ1時間後に目立つ市街で会う約束しようとしたんだろう。ファイトクラブもう終わったところだし、そこでメモリースティック渡せばよかったんじゃないの???ここだけは無理やりのストーリーでした。


キャラクター的には今までのシリーズの中で、敵がとてもいい味を出していました。

特に、ヘザー役を演じた、アリシア・ヴィキャンデル。
アリシアさんは今年アカデミー助演女優賞を獲得して、更に注目度アップの女優さんです。
今回もとても良い味を出していると思います!

そして、今回の新たな敵ですね。
このCIA長官を演じるのは、トミー・リー・ジョーンズ。
缶コーヒーのCMに出演しているので一瞬で分かりました。

ボーンシリーズといえば、いつも凄腕の暗殺者が登場、今回の凄腕暗殺者アセットを演じるのは、ヴァンサン・カッセル、もうちょっと戦闘シーンで頑張って欲しかったですね。しかもあとはCIA工作員だけで少し物足りない感じがあった。

それにしても、ニッキー、もっと長く登場しても良かったんじゃ……なんて思いました。


今回のジェイソン・ボーンは、起用された俳優も素晴らしいし、面白いは面白いんですが、今までのシリーズの中では一番イマイチでした。
まず、ストーリーが今までと違って薄いんですよね。やっぱり記憶も全て戻っちゃってるし、あえて無い記憶を辿るならこれ??みたいな感じで作られたっぽくて、思ったよりも意外な展開というのが少なかったかな、と

あと、カメラ酔いする人が出るかもしれませんw
自分はこの手ブレカメラテク好きなんですが、、



新シリーズ始動としては十分に面白い出来だと思いますが、ボーンシリーズファンは過度な期待をしないで普通にみれば十分に良いと思う。レガシーよりかは遥かに面白い。

でも映画的には充分楽しめたので、結果的にはボーンシリーズの一環としてオススメです!
あ