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グッバイ!ベルイマンのHarioのレビュー・感想・評価

グッバイ!ベルイマン(2013年製作の映画)
3.8
【2016年劇場鑑賞作品10作目】

イングマール・ベルイマンという多くの映画監督たちに多大な影響を与えたその人のことを知ったのはこのドキュメンタリーを観た半年位前だった。ヨーロッパの映画監督に無知すぎる自分。。。飲み会の席でマストチェック的な話を聞いてヘェ〜と思っていたらタイムリーに早稲田松竹で特集を組んでいて4本観ることが出来た。白黒だし、英語じゃないしで心配になったが、『第七の封印』の不気味なコミカルさと既視感で興味が湧いた。後で調べたら本当に色々な映画がオマージュしている事を知った。『夏の遊び』はまた打って変わってキラキラとした青春映画だった。

このドキュメンタリーを観ようと思ったのは、大好きな監督たちがどんな風にベルイマンを語るのか観たかったからだ。

沢山の監督や映画製作者たちがベルイマンの家を訪れて思い思いに語る。

アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がスペイン語でとても嬉しそうに熱心に語ってるのを観るのは幸せだなぁと感じたり。ラース・フォン・トリアーがベルイマン好き過ぎてよくわからない文句みたいになっていたのにはだいぶ拗れた愛を感じたり。可愛いな…。他にも印象的事を話してる人が何人かいて、もう一回じっくり観たい。

大好きな監督たちが影響を受けたベルイマンの作品をもっともっと観ようと思えたドキュメンタリーだった。
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