このレビューはネタバレを含みます
終始ハテナで終わる人と何らかでピンと共鳴してめちゃハマる人とで別れそう。
わたしは後者でした。なんとなくマインドフルネス的側面もある。あと映像からの印象はクスリキメてるんかな？です。
スペクタクルなものからは人類逃げられないのね…"未知"というものの恐ろしさをじわりじわりと感じさせられます。
ナタリーポートマンの演技と圧倒的な映像美によって、力及ばず飲み込まれるしかない絶望感というものが感じられます。
グラスについての考察。
まず夫が帰ってきた時、出された水入りのコップ。グラス越しに映る夫の手は屈折し反対に映ってました。
これはもう夫が夫ではない「何か」になってることを示唆しています。
レナは夫が差し伸べる手から自分の手を避けます。これもまだレナが人間であることの証拠。
シマーから戻り隔離された空間にいるレナの手元にはグラス。
フォーカスされ反対に映っています。
シマーで何かに打ち勝ち戻ったと思われたレナももう人間ではない「何か」になってしまった。
↑こんなところかな？と推測。
実際戻ったレナも人間ではなさそうだったし。
なかなか見応えのある作品でした！
