まーしー

SING/シングのまーしーのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.0
吹替え版で鑑賞。
売れない劇場のオーナーが起死回生を図るため、歌のコンテストを主催するというアニメーション映画。

本作に登場する人物は、全て擬人化した動物。
・のらりくらりと仕事してきたコアラ
・子育て奮闘中のブタ
・ギャングの父親と同じ道を歩みたくないゴリラ
・音楽でメジャーになることを夢見るヤマアラシ
・カッコつけのネズミ
・自分に自信が持てないゾウ
など、大小の動物が多数登場する。それぞれに悲喜こもごものエピソードがあり、個性もしっかり描かれている。
アニメーションながら声・動きに違和感がなく、完成度の高い作品。

吹替え版では、
・ブタ…坂本真綾
・ゴリラ…大橋卓哉(スキマスイッチ)
・ヤマアラシ…長澤まさみ
・ネズミ…山寺宏一
・ゾウ…MISIA
が声の出演をしており、やはり歌手の大橋卓哉とMISIAは別格の歌のうまさ。
個人的には長澤まさみも上手だと思った。

親子の確執や失恋、どん底からの再チャレンジなど、描かれている内容は誰しも経験するものばかり。子どもから大人まで、多くの人に共感していただけることだろう。
また、終盤のステージは圧巻。このシーンだけでも見る価値ありの作品。