タク

SING/シングのタクのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
4.5
自分の殻を破れ!!
見ている人に勇気を与える感動作
[ストーリー]
コアラのバスタームーン(内村光良)は、劇場のオーナーとしてこの劇場を支えてきた。かつては、多くの観客で賑わっていた劇場だったが今では経営状況が悪化し差し押さえの危機に直面していた。

こんな状況を打破すべくムーンは歌のオーディションを開催し過去の盛り上がりを再び取り戻すべくオーディションを開催した。そして優勝者にはなんと 100,000ドルの賞金が!!この夢の舞台に憧れて沢山の参加者がやってくるのだが、、、
[キャスト・吹替版]
バスタームーン:内村光良
ミーナ:MISIA
アッシュ:長澤まさみ
ジョニー:大橋卓弥(スキマスイッチ)
グンター:斎藤司
ロジータ:坂本真綾
マイク:山寺宏一
ミスクローリー:田中真弓
[監督] ガース・ジェニングス
[感想]
・[個性豊かなキャラクター]
・ミーナ ・・・引っ込み思案で、極度のあがり症のゾウ。
そんな彼女であるが実は超越した美声を持っており歌手になることを夢に見てる
最初はオーディションで失敗し、舞台の裏方として働くのだが、ムーンにミーナの歌声が届き無事にステージに立つことが出来た。
吹替版にはMISIAが担当しており普段は声も細々しており、本当に歌えるのか?と思ってしまう程小さいでした。
しかし、勇気を出してステージに立ち人前で初めて歌うシーンには、感動しましたね。
そこで魅せる圧倒的なMISIAの歌唱力がピッタリで、ステージラストを飾るのに相応しいワンシーンでした!
歌った曲はスティーヴィー・ワンダのーDon't You Worry Bout A Thing
です。
日本語訳では、「くよくよするな!」
でまるでミーナ自分自身に歌ってかの様な選曲でしたね!

・ジョニー・・・ 美声と音楽への関心があるゴリラ。
歌手になることを夢に見て今回のオーディションをギャングの父親に秘密にして参加するのだが、、、
今回の1番心に来たのはこのキャラクターですかね。
自分の夢を追いかけると、常に憧れていた父親の事を失望させてしまう。
物語終盤までジョニーは、色々なことが上手くいかずなんと、父親とも決裂してしまうというなんとも可哀想か展開だったが、ラストはジョニーの歌声をテレビで見た父親が直接会いに行き2人の関係は再び良好に!!
中々可哀想なキャラではあったがラストの展開には泣かされましたね!
吹替版には、スキマスイッチの大橋卓弥が担当しており普段は優しい青年の様な声をしているが歌ってみたら流石の歌唱力で圧巻されましたね!
ラストに歌ったのはエルトン・ジョンの
I’m still standing
ピアノ演奏と大橋卓弥の歌声が見事な
ハーモーニーをしておりマジで良かったです!

・アッシュ・・・ 自称天才の彼氏と付き合っていた事もあり本当の自分自身を見つける事が出来ず苦悩していたアッシュ。
彼氏と別れたことをきっかけに作曲した
曲 Set It All Free(映画オリジナル)
は、遂に本当の自分自身を見つけ出した
アッシュが歌う子玉の1曲。
本番では、ギターのコードが抜かれ音が出ない局面に陥ったが、アカペラで歌い出し見事に観客を盛り上げることに成功した!
吹替版では長澤まさみが担当しており
単純に吹き替えが上手かったです!
アッシュのボーイッシュな雰囲気と彼女の声が見事にマッチしていましたね!

・ロジータ・・・ 25人の子供を世話している主婦のブタ。
1度は大勢の前で歌ってみたいという夢を持っているが子供たちの世話があり、その夢を実現せずにいる所に今回のオーディションの紙を見つけ、、、
ムーンの演出では、まさかの自分のキャラと真反対の陽気なブタ :グンター 。
最初はロジータが拒絶していたダンスだがグンターが彼女の心の中に眠ってる
才能を引き出すことを自らの使命にしている。
ラストにはテイラー・スウィフトの
Shake It Off
トップバッターで華やかなステージ衣装を見にまとい、2人のコンビネーションが完璧に仕上がっておりここのシーンはトリハダものですね!
・[最後に]
沢山の曲を入れこみつつ、個性豊かなキャラクターの一人一人にある濃密過ぎる物語がとても良く、最終的にはハッピーエンドで終わりましたが、それまでには
沢山の挫折を味わい辛すぎる場面を沢山通過したからこそ、ラストのショーには感動しましたね!!

ギャグセンスも高すぎるし、本当に傑作だと思います!
字幕版でも見ようかな〜
タク

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