ゴッホについては浅い知識しかなく、生前に1枚しか売れずに自殺した程度のもの。
その自殺したのが実は違っていたらという、たらればな物語。
ゴッホが弟に託した手紙から、青年のアルマンはそれを届けようとする。
その過程で自殺したというのが真実かという疑問がわき、旅する人々にその疑問をぶつける。
もちろんその解釈は自由だが、始まってすぐに分かる油絵のようなタッチが動く。
この感覚は初めてのもので、都合6万枚を超える油絵を描いたそうで、その労力は完成度で充分に報われた。
また過去のシーンになるとモノクロに変換されるのも良く出来ている。
映画を見終わるとゴッホの絵を見たくなってくる。